かかりつけ薬剤師の存在

今から一年4ヶ月前
非結核性抗酸菌症の投薬治療の3剤、 エサンブトール、クラリスロマイシン、リファンピシンというお薬をもらうため病院近くの調剤薬局店ココカラファインを利用することとなった

この時、たまたま担当してくれた女性薬剤師のKさん。
彼女は知識も豊富で 私の薬や病気の既往歴、血液検査の値など総合的に把握
私が偏頭痛もちでもあり
乳癌の抗悪性腫瘍製剤のタモキシフェンを術後の予防のため 飲んでいることも考慮し
それらのお薬との飲み合わせについて説明がありました
処方された3剤のうち、
リファンピシンは タモキシフェンの作用を鈍らせる可能性があるようで(併用注意のレベル) その辺りのことは
担当医、薬剤師、乳腺外科の先生方で共有され 処方どおり飲んでみる事となりました
リファンピシンには
飲み合わせに注意が必要な 多くの薬があるのです
併用禁忌か併用注意のくくりに分けられ ズラリと書かれた薬剤名…
とてもじゃないけど把握しきれない

K薬剤師から リファンピシンの禁忌、注意リスト表をいただきましたが これから日常生活の中で突発的に飲むこともある薬や処方薬の副作用の心配もあるので 『かかりつけ薬剤師制度』を利用することにしました。
勿論、熱心で知識も豊富なK薬剤師さんを指名させていただきました

日本薬剤師会HPより 引用抜粋
「かかりつけ薬剤師」は、
○お薬を安全・安心に使用していただくために
お薬の飲み合わせや重複についてお薬がきいているか、副作用がないかお薬をきちんと飲めているか
在宅でのサポートは必要ないか
市販薬や健康食品の利用の有無
などについても確認します。

○ジェネリック医薬品(後発医薬品)について説明します。

○お薬をお飲みの間も、ずっと継続的に支援します。

○薬局の開局時間外であっても、不安なときはいつでもご相談できます
                                               以上 引用抜粋

 

かかりつけ薬剤師さんのカウンセリングでアドバイスをもらい頭痛薬も今迄のクリアミンからカロナールに変えました
医師は薬のことを全部把握しているわけではないので
持病があり いろいろなお薬を飲まれる方は薬剤師さんと連携をとりながら処方してもらうのが良いと思います
風邪や怪我など他の薬を出された時 または自身で使用したいときに相談できること
飲み忘れてしまった時や
薬を飲みたいけど この薬の飲み合わせはどうかな など
とくに非結核性抗酸菌症の治療薬は 抗生物質なので
ちゃんと医師の指示通り飲まなければ なりません

いい加減に飲んだり飲まなかったりして 耐性菌となってしまい 薬が効かなくなることや合わない薬を飲み続け 重篤な状態になってしまうことだけでなく 先にお話したように 併用禁忌や注意が多いお薬も処方されるのです
 副作用かも知れないと感じたら 医者や薬剤師に遠慮せずに相談をでき心強いサポートといえます

実は数年前、私は薬の副作用で     ヒャッとしたことがあります

当時、職場の上司が頭痛薬にイミグランという薬を常用しており 凄く効くからというので 私も偏頭痛があるので医師にイミグランを処方してもらいました

2回ほど 頭痛時に飲んでみたのですが 良く効いてくれました
ところが数ヵ月後 久しぶりの頭痛に イミグランを飲むと 頭から血の気が引くような感覚とキューッと胸が締め付けられたように 息苦しくなりました
夜間でしたが 処方してくれた薬局に電話しましたら まず水分をとり 安静にと言われ  同時に頭痛薬を   出してくれた担当医師に連絡を取ってくださり 医師から電話で 症状のことを話しているうちに副作用は収まりました

その薬は合わないということで 服用中止になったのです
このように副作用というのは 恐ろしいものなので
私のように 投薬治療する方は 薬剤師さんと日頃 良く飲む薬のことや 飲み方など 親身にアドバイスしてもらうと安心だと思います

病院によっては 投薬治療をする際 入院して投与していくところもあるようですが
私の場合は病院へは車で30分のところなので入院はせず
家で飲み始めてみて 何事もなければ 一週間後に診察するということにしました。 一週間ごとに様子を医師に診てもらうため 通院はその時期は頻繁になりました

薬剤師さんも夜間も電話にでてもらえ 相談できる体制なので安心感もありました
かかりつけ薬剤師さんは
少しお金はかかりますが
薬の禁忌や併用注意が多い薬剤を引用される方、日頃より持病も多く薬の種類を多く飲まれている方にはよい制度だと思います

かかりつけ薬剤師指導料とは? 患者が選択した保険薬剤師が、保険医と連携して患者の服薬状況を一元的・継続的に把握した上で患者に対して服薬指導等を行った場合に算定できる指導料。

かかりつけ薬剤師サービスを提供する際は「薬剤服用歴管理料」の代わりに「かかりつけ薬剤師指導料」を算定します。

3割負担の患者さんは210円程度負担することになるようです

さて お話はそれますが…

エサンブトールを服用していると 眼、視力に副作用がでることもあるというので 定期的に眼科で診てもらっています

日頃から見え方の変化に気をつけてもいますが眼への労りにも関心を持つようになりました       お気に入りのフレームと同じものを もう1つ  購入して ブルーのカラーレンズを入れてみました

最近はヘッドライトの眩しい車が多いですが カラーレンズを入れたものを かけていると とても楽です。眼の疲れが軽減されたように思います。勿論、運転可能濃度で作成していますので一日中 かけることが出来ます