更年期の症状②

更年期の症状②

更年期の症状について
前回は女性編を取り上げました

今回は男性の更年期症状のお話            男性にも更年期の症状は起こります

男性ホルモンであるテストステロンの減少により 多様な症状が出現し
LOH(ロー)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれています。テストステロンは40歳くらいから徐々に減り始めますが 60~70歳で初めて 症状もでる人もいて  すべての男性がそうなるかといえば 全く症状の出ない方も見えます

さて、男性にとって
このテストステロン、減ってしまうとどんな症状がでるのでしょうか
テストステロン=男性ホルモン
とほぼ考えられており…

筋肉にも このホルモンは効いているのですが テストステロン減少にともない 脂肪が増えて太りやすくなります

さらに やる気と健康にも影響を     与え 減少すると 欝になるなどライフスタイルに支障がでることも。
男性更年期症状(LOH症候群)を以下に身体的なものと精神的なものとにまとめてみました⬇️

突然の動悸、ほてり
のばせ・多汗、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み、筋力低下、骨密度低下、頭痛・めまい・耳嶋り、頻尿
朝立ちの消失や勃起不全(ED)といった男性機能の低下

精神症状としては、不眠、無気力、イライラ、性欲減退、集中力や記憶力の低下  うつ状態など

簡単にできるLOH症候群の診断がありましたのでリンクを貼っておきます(大東製薬工業(株)さんのLOH診断リンク)

https://daito-p.co.jp/gm/menopause_check.html

男性のエネルギー源であり
骨格をがっしりさせ
チャレンジする姿勢、自己を主張したりハツラツとした姿でリーダーシップを発揮させるのもこのテストステロンの力が大きいのです
さらにこのホルモンが多いと
長寿になるのではと言われています
逆に このホルモンが低いと 共感力が高く他人のことを考えすぎで欝になりやすいこともあるようです
とても大切なホルモンなのですね

このテストステロン、実は女性も持っています
ですが男性と比べ ほんの少しの量ですが

女性は女性ホルモンが減っていくけれど 少しだけ持っているこの男性ホルモン(テストステロン)の量は大きくは変わらないので
女性が年齢を重ねると
考えが男性的になり 旅行や習い事などアクティブになったり 男性的な考え方が目立ってくることもあるようです

では男性のテストステロン
なぜ減ってしまうのか
以下に関係のあることをまとめてみました
・運動不足
・眠りが浅い
・パソコンを長くみている
・自分を主張する場所がない
・社会の第一線にいない
などが減少へ拍車をかけるのです
辛い時は病院を受診するというのも
良いと思います
病院では・AMSスコアというもので 症状を把握します(上記リンク同様)
・血液検査で、遊離型テストステロンの値をチェックする
・前立腺の硬さや大きさをチェックする
これらを調べた上疾患などあることも考慮し問題なければ
男性ホルモン補充療法をすることが多いそうです
副作用や合う合わないなどもありますので お医者様と良く相談して進めてくださいね

自分でテストステロンを増やすためにできることは…                             男性ホルモンの低下をゆるやかにするために 十分な睡眠、バランスのよい食生活、定期的な運動が必要。これらは、男性更年期障害だけではなく健康のためでもあります

1.筋肉を動かす
2.楽しみやスポーツなどで競う友人の存在
3.自分を高めるための競争
4.自分の居場所
5.胸を張り肩甲骨を寄せるとテストステロンが出やすい(ストレッチ)
6.ストレスを溜めない
7バランスの良い食事を心がける
8.しっかり睡眠をとる

男性にも更年期の症状が
あることを 知らない方も多いです
最後に男性ホルモンを増やす食品として良質なタンパク質、豚肉・牛肉・鶏肉などの肉類、魚や牛乳、卵に大豆などに含まれます

良質な たんぱく質  馬刺   亜鉛を含む馬レバー

亜鉛の豊富な 牡蠣

男性ホルモンの分泌を促すために
玉ねぎやネバネバ系の食材
わかめや大豆、レバーや牡蠣、うなぎなども良いとのこと。
玉ねぎは含硫アミノ酸という物質が含まれ 男性ホルモンの分泌を促進させてくれます
切ったらすぐに食べるか短時間で加熱することをお薦めします。
ねばねば系の食材、
納豆、オクラ、山芋になめこなど、ねばねば系の食材は男性ホルモンと似た働きが期待できます

亜鉛は男性ホルモンの分泌を促します。不足すると血中のテストステロンの濃度減少が起こり 精子の量も減るといわれています。

亜鉛は、わかめ、大豆、レバーや牡蠣、うなぎに多く含まれています。
食材から摂らずにサプリで摂取する場合は摂りすぎに注意しましょう。
鉄や銅など、体内の微量な金属が吸収されなくなるなど
体調不良の原因となってしまいます。